日本酒の味わいの決め手となるポイント
日本酒の味わいの決め手となるポイント
日本酒の味わいはどのようにして決まるのか、という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。甘口から辛口、コクのあるものからさっぱりしたものまで色々なタイプの日本酒がありますが味わいのポイントとなることの1つには、酸が挙げられます。この度合いが高いとキレがある、辛口のお酒になる傾向です。それから含まれている糖分も甘口や辛口を左右するポイントとなります。またコクや旨味も味の決め手の1つとなります。日本酒の旨味やコクは含まれているアミノ酸によるものです。バランス良いアミノ酸の量がお酒の美味しさのキーとなります。アルコールの度数によっても日本酒の味の印象は変わってくるといえます。一般的には15度位のものが多いですが、原酒は20度くらいです。近年では、お酒の味を楽しみたいけれどあまりアルコールに強くないという人や、飲みやすいものを選びたい人に人気の15度に満たない低アルコールのものも売られています。
日本酒を季節で楽しめる飲み方を紹介しよう
日本酒が美味しい季節というのがありますが、四季によっておすすめの飲み方があります。たとえば、冬はお燗酒が美味しく飲めるのでおすすめという人が多いです。温めた熱燗で飲むと身体の内側からじわじわと暖まってくるので、寒い時期にはとても人気が高い飲み方です。春は生酒で新鮮な野菜を食べるのも美味しく、いつの間にかすいすいと飲んでしまったという人もいます。夏はやっぱり冷酒、と言いたいところですが、あえて常温のお酒を飲むことを薦める酒蔵の方もいるそうです。冷奴やもろきゅうなど水分が多いおつまみを食べる、といった飲み方を良いかもしれません。そして秋は、日本酒にとって特別な季節だといわれています。冬の仕込みを終えてから秋にかけての「貯蔵」が酒造りの最終段階だと酒蔵の方は言い、9月になって気温が下がりお酒の丸くて、ふくいくとした味や香りが楽しめるようになる、と言われているという話です。これを「秋上がり」と言い、秋の日本酒を飲むのならこの秋上がりをおすすめします。